家電のちから

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「日立ルームエアコン 白くまくん」について

【冷房・暖房・除湿機能について】
冷房・暖房を使用する際に「ecoこれっきり自動」という機能がついています。室温と外気温から自動設定した室温と湿度になる様に「暖房」「カラッと除湿(自動的に除湿する機能)」「冷房」を自動的に選択するという機能です。運転開始後は、1時間ごとに室温と外気温を検知して、必要に応じて運転の種類を切り替えてくれます。さらに「見る・聞く・感じるセンサー」を組み合わせて、体感温度を維持しながら、省エネ運転を行います。具体的に説明しますと、部屋の中から約30分以上人がいなくなったと検知した場合には、暖房なら「最大で約5℃下げる」冷房なら「最大で約3℃上げる」除湿なら「約5~10%あげる」などの対応を行うものです。人がいないと検知する基準は、「人の動き」「生活音」などで、これに「日差し」などの条件も加味し、なおかつ「暖房において、室内機の近くの比較的暖かいエリアに人がいるとき」は「暖房運転中は足元への送風である」ことを考慮して、温度を下げ、「冷房において、室内機から少し離れた比較的涼しいエリアに人がいるとき」は「冷房運転中は天井面に沿った送風である」ことを考慮して、温度を上げるという、まるで人間の心配りのような細かい設定ができます。それ以外にも「涼快」という室温と外気温から自動設定した室温に適した湿度に下げる運転や、「風だけ」という扇風機のような機能をする運転、「イオンミスト運転機能」という空気中のほこり除去や脱臭・お肌の保湿をする運転なども可能です。もちろん、タイマー予約も可能で、「おやすみ運転機能」という、寝るときのための簡単な設定方法もあります。除湿にも「ランドリー」という洗濯物の感想を早めたいときに使用する設定や、「けつろ抑制」という冬場に窓の結露を抑えたいときに使用する設定などの細かい設定があります。

 

【おそうじ機能やカビに対する機能について】
「フィルター掃除運転機能」がついており、暖房や冷房などを15分以上運転してから停止したときには、「運転時間の積算が30時間を超えている」または「1時間以上運転していない」場合に限り、自動でフィルターの掃除をするよう設定されています。また連続運転中で、前回の「フィルター掃除」運転終了からの運転時間の積算が48時間を超えた場合も同様に掃除を行います。この機能は手動で行うことも可能で、もちろん設定を変えることもできます。またカビに対しては、部屋のカビを抑えるために部屋の温度と湿度を見張り、カビが発生しやすい温湿度になると、自動的に「除湿機能」や「イオンミスト」を行う機能があり、長期間留守にする際には重宝されます。室内機内部のカビ発生を抑える運転を自動的に行うことも可能です。

 

【使用してみた感想】
我が家(50歳夫婦のみ)と実家の母(70歳一人暮らし)のために2台購入しました。どちらもこれまで古エアコンを使用していたため、まずそのロボットのような仰々しい外観と、機能の多さに面食らいました。しかし、我が家においては使用してみるとなかなか快適で、買い替えてよかったと満足しています。ただ、すべての機能を使いこなせているかといわれると、無精者の夫婦であるため、説明書をほとんどみずに使用していることから、通常の暖房と冷房のみの機能に甘んじている部分があります。皮肉にもこの記事を書くにあたって、いろいろな機能があることを理解しましたので、今後活用していきたいと思っています(笑)ただ、70歳の母親に関しては、あまりにもいろいろな機能がありすぎてわかりにくく、違うボタンをおしてしまい訳が分からなくなることもある様子でした。最低限の説明だけして帰りましたが、電話で様子をきくと、面倒くさくなってあまり使用していないようです。便利で最新式の製品でも使いこなせないと意味がないのですね。年配の方とっては使いやすいことが第一条件だと痛感させられました。